知識の部屋。

放課後等デイサービスで働いて2年。その中で学んだ知識をご紹介。

子どもの話を共感することの大切さ〜実際に私が経験した事例を元に〜

 

「共感する」ということの大切さを皆さんはご存知でしょうか?

そして、共感することで、子どもたちの自尊心が高まり前向きに明るい未来に変えられることを知っていますか?

 

今日は皆さんに、子どもたちに共感することの大切さを身をもって知っていただけたらと思います。

 

 

 

共感するとは? どんな時に行う?

 共感とは、相手の話に「うなずき」や「そうだね」と肯定してあげることです。

現在の小結区の知識としては当たり前となってきている「共感」という言葉。実際に子どもの成長を良くしていくことにあたって本当に大切なのです。

 

 

では、共感とはどんな時に行うとよいのでしょうか?

事例を元にご紹介します。

 

 

【子どもが急に怒ったときや泣いた時】

 話が聞ける状態であれば、すぐに話に行くのがもちろんいいのですが、話ができる状況でないときは、まずクールダウンさせることを優先してください。その後に、一対一で静かな空間で行います。話をする中で、まずは「どうしたの?なんで怒っているの?」と原因を優しく聞き出してあげてください。話してくれたら、「話してくれてありがとう。それで怒っていたんだね。」と優しく一度相手の感情に寄り添います。人間は必ず喜怒哀楽の感情の中でしっかりとした理由が存在します。だからこそ、その理由に寄り添い肯定し、共感してあげることが大切なのです。

 

【学校で頑張ったテストを見せてきた時】

 学校でテストを頑張った時は、しっかりと嬉しいという感情に共感するようにしてください。「まだまだだね。次はもっと頑張ってね」なんて言葉は言わないようにしてください。もし、悪い点数だったとしても頑張ったことをまず認めて「悔しかったね」と肯定的に一緒に受け止めてあげてください。

 

 

「共感」は、相手の感情に寄り添うことです。

では、これをすることで得られるメリットやよいこととは何でしょうか?

 

共感から得られるメリット、良いこととは?

 

 共感をすることで、子どもはどう成長するのでしょうか。

共感から得られるメリットとして以下のことが上げられます。

  • 自尊心が高まる
  • 前向きな思考
  • 自己肯定感の向上
  • 人間関係がうまくなる

 

まだまだメリットはありますが、だいたいよく言われていることはこの4つです。

 

共感することで、子どもは自分自身の短所も受け止められる姿勢が身につきます。

失敗しても身近に理解してくれる人がいれば、どうすればよかったんだろうと考え自身で解決していけるようになるのです。そして、私は大切な人から大切に思われているんだということが、自尊心を高めて自己肯定感の向上に繋がっていきます。

 

 日本人は、自分のことを二の次に考える思考があります。8割以上の人が自己犠牲は正義だと勘違いしているのではないでしょうか。でも、その姿勢を子どもに向けてしまうことで、子どもの自尊心や自己肯定感は下がっていく一方なのです。だからこそ、まずは大人が、どんな話にも共感できる余裕を作り、常に寄り添える環境を提供してあげてください。

 

 

 私は、必ず子どもの叱るときも一度最初に共感を入れます。共感した上で、それは良い行動だったのか悪い行動だったのかを一緒に考え解決へと導いていきます。最初の共感を入れてあげることで、自然と子どもたちとの信頼関係もできてくるので一石二鳥なのです。

 

みなさんも是非、明日からたくさん子どもの意見に「共感」をしてあげてください。将来子どもたちに明るい未来を提供できる環境を少しでも整えてあげましょう。私は、自分の行動が正解かどうかわからないときもありますが、「共感する」ということだけは良い結果をもたらすことを知っています。

 

みなさんも一度試してみてくださいね。

 

 

これまでの記事では、職場の雰囲気の大切さや自己肯定感についての記事、発達障害なども掲載しています。そちらのブログも是非ご覧いただけたらと思います。

 

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